脳の機能と心と体の健康心の病は脳の病気

心の病は脳の病気

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心の病は脳の病気の概要

   比較的軽いパニック障害や適応障害から、比較的重い統合失調症、躁うつ病、境界性パーソナリティ障害など、ストレスの多い現代社会では、 心の病は増加傾向にあり、2011年現在では、人口の7%~10%程度の方が、何らかの心の病を抱えていると推定されます。
心の病は、専門的には精神疾患と呼ばれますが、 脳科学 に示した通り、精神を含めた心の働きは、全て脳の機能によるものですから、 心の病は、脳の障害により引き起こされる脳の病気と考えることができます。 しかし、心の病は、脳内出血やくも膜下出血、あるいは脳腫瘍などの脳の病気と異なり、簡単に可視化できませんので、 脳のこの部分が病気であると提示することができません。 このため、心療内科やメンタルクリニックなどの専門的な診療所を訪問しても、 抗不安薬や抗うつ薬を投与するという治療法しか確立されていません。

日本の心の病の治療方法は時代遅れ

   分子整合栄養医学の歴史 で示したように、1938年頃から、心の病は、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素の不足が原因となる脳の病気として、 その治療に ビタミンB3(ナイアシン)や鉄分や銅などのミネラルが使用され、多数の統合失調症の患者を救われてきました。
また、認知行動療法(CBT)とは で示す通り、英国では、様々な心の病の治療法として、認知行動療法(CBT)を国家的プロジェクトとして推進し、高い成果を得てきました。 認知行動療法(CBT)は、科学的評価に基づいて開発された治療方法であり、 図1 に示す通り、あなたの周りに起こったある出来事に対し、 あなたが感情や行動を決定する際に、あなたが無意識のうちに付加する信条や意味付けの役割を重視する治療方法です。
認知行動療法(CBT)が重視する考え方 A + B → C
図1 認知行動療法(CBT)が重視する考え方 A + B → C
このような顕著な歴史的事実があるにも関わらず、日本における現在の心の病の治療法は抗不安薬や抗うつ薬が主体であり、かなり強い疑問を抱いています。 心の病を抱える方々やそのご家族、あるいは専門的な心療内科やメンタルクリニックなども、このような事実を正しく認識して頂き、 抗不安薬や抗うつ薬に過度に頼ることなく、分子整合栄養医学や認知行動療法(CBT)の利点を活用して頂きたいと、本サイトを開設しています。

心の病は脳の病気と認識して正しく向き合う

   心の病を恥ずかしい病気と考える方が比較的多くいらっしゃいますが、 このページのタイトルになっているように心の病は、 脳内出血やくも膜下出血、あるいは脳腫瘍などと同じく、脳の病気であり、決して恥ずかしい病気ではありません。 『恥ずかしい』という感情は、頭頂葉と側頭葉を分ける溝の部分にある 島皮質とうひしつ(Insular Cortex)が、 前頭連合野に情報を送ることにより形成されますが、 人間など大きな前頭連合野を持つ高等動物しか抱かない高度な感情です。
また、脳検査による数々の実験から、『恥ずかしい』あるいは『うしろめいた』という感情を持ちやすい人は、 『多少自分を犠牲にしても人を助けたい』とか『悪い奴を懲らしめたい』という、利他的行為を尊重し正義感が強いという傾向があることが証明されています。 心の病を恥ずかしいと思っている方は、ご自分が立派な人格を持っている証だということを認識してください。
さらに、認知行動療法(CBT)でご紹介するように、 心の病を恥ずかしい病気と考えることにより、自分自身の脳の病気を悪化させていることを認識して下さい。 前述の通り、心の病は、脳の病気ですので、本人やご家族が正しく向き合い、正しい治療法を選択すれば、治療できる病気です。
   ここでは、主要な心の病についてご紹介すると共に、その原因、正しい予防方法・治療方法について考えて行きたいと思います。

心の病は脳の病気の目次

1. 統合失調症 - 統合失調症(Schizophrenia)には分子整合精神医学(Orthomolecular Psychiatry)が有効

  統合失調症(Schizophrenia)は精神分裂病と呼ばれていました。幻聴、幻覚、妄想、思考障害、興奮症状などの陽性症状と、意欲が低下したり、自閉傾向になるなどの陰性症状が表れます。ビタミンやミネラルおよび神経遮断薬 を併用した栄養剤大量療法(Meganutrient Therapy)が北米では一般的な治療方法になってきており、成果を上げています。

2. うつ病 - うつ病治療の難しさや脳科学から考えるうつ病の予防方法

  欧米では生涯を通して2人に1人の方がうつ病になると言われています。このため、欧米では、うつ病は一般的に良く知られており、正しく取り組めば完治できる脳の病気として認識されています。うつ病の事例紹介を通じて、うつ病の治療が難しい理由、うつ病の再発率が高い理由、そしてイギリスでうつ病の治療法として一般的になってきている認知行動療法(CBT)ついて考えてみましょう。

3. 不安障害 - 不安障害は不安や恐怖を発端とする心の病の総称

  不安障害(Anxiety Disorder)とは、不安や恐怖を発端とする精神疾患の総称であり、扁桃体が異常に活発化し過ぎる、あるいは前頭連合野の扁桃体の活動抑制機能が弱すぎる、という原因から発生しています。不安障害は脳の病気であり、正しく取り組めば治る病気です。

4. 心の病!?と思ったら - 心の病の方の多くが鉄分不足に陥っています

  不安や恐怖は肉体的にも様々な変化を引き起こしますので、心の病なのか、それとも他の肉体的な病気なのか、判断に困るケースも多いようです。ここでは鉄分不足が原因の心の病、精神疾患と誤診される可能性があるバセドウ病、交感神経と副交感神経のバランスの崩れが原因の更年期障害についてご紹介します。
最終更新日:2011年7月27日

  

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