身体醜形障害(BDD)とは
身体醜形障害(Body Dysmorphic Disorder: BDD)とは、『自分の容姿が醜い』と思い込んでしまう不安障害です。
強迫性障害の一種とも考えられています。
髪の毛、鼻、皮膚、目、歯並びなどの外見についての妄想的に欠陥を抱いたり、小さな身体的異常(体型や大きさなど)を誇大することにより、
著しい苦痛を感じ、他者の視線を避けたり視線を合わすのを拒んだり、社会的・職業的な機能の障害を引き起こしてしまいます。
あなたが可愛いと思っている女の子でも身体醜形障害に陥ると、『誰も私の顔の醜さを理解してくれない』と 深く悩んでしまいます。
そして、ノイローゼ的になりパニック障害やうつ病に発展することもあります。
また、自殺率が非常に高いのも身体醜形障害の特徴です。
醜形恐怖障害の患者は、『自分の醜さに対する恥ずかしさ』や『醜さを誰も分かってくれない』 という気持ちが強く、
その感情を一人で抱え込み、 人との接触を避けようとします。
家族の方から『そんなことないよ』と否定されるほど、孤立感を強めてしまいますので、家族の方も困ってしまうのが一般的です。
前述の通り、醜形恐怖障害は自殺率の高い不安障害ですので、できるだけ早期に家族の方が気づいてあげて下さい。
治療法は、一般的な
不安障害の予防法・治療法と同じですが、
『多剤療法』の心療内科には注意する必要があります。
行動認知療法(CBT)を主体に治療に取り組むのが良いでしょう。
醜形恐怖障害は、完璧主義である本人の性格や強い信念に依然する部分が強いですので、治療には時間がかかります。
家族や周囲の協力を得ながら、生まれ変わるつもりで行動認知療法(CBT)に取り組んでください。