髪の毛の役割 - デトックス
大昔、人間は猿と同じように全身が体毛で覆われていました。
しかし、人間は脳が発達し、衣服を着るようになってから、外界の暑さや寒さ、
あるいは、外界からのダメージから体毛により身を守る体毛の役割が不要になったため、体毛が薄くなったと考えられています。
それでは、髪の毛はなぜ生えているのでしょうか!?
髪の毛は見た目のかっこよさだけではなく、重要な髪の毛の役割があるため生えているのです。
脳がある頭部は人間にとって司令塔とも言うべき最も重要な部分であり、髪の毛は、この重要な部分を外界の暑さや寒さ、
あるいは、外界からの衝撃から守っているのです。
それだけではありません。刑事事件で、髪の毛から砒素が検出されたという話を耳にされた方は多いのではないでしょうか!?
髪の毛は、身体の中に取り込まれた、アルミニウム、水銀、鉛、カドミウム、砒素などの有害ミネラルを体外に放出する重要な器官でもあるのです。
ここでは、髪の毛の役割についてもう少し詳しく見てみましょう。
髪の毛は外界から頭を守る
右図に示すとおり、外界は工事現場、落下物、紫外線、赤外線など危険がいっぱいです。
髪の毛は、以下のように、外界の危険から頭を保護しています。
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髪の毛の間には空気が含まれており、この断熱効果で、暑さあるいは寒さから頭を守ってくれます。
また、頭に汗をかくと、表面積の大きな髪の毛が濡れ、その気化熱で体温を下げてくれます。
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肌を老化させたり、皮膚ガンを発生させたりする紫外線から頭を守ってくれます。
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落下物や転倒時の衝撃から頭を守ってくれます。
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髪の毛に物体が接触すると、毛根にある知覚神経が何かに接触したことを感知します。
視覚を使えない暗闇での移動時にはこの知覚センサーが頭を守ってくれます。
髪の毛は有害物質を排泄する
ミネラルは人間の体の五大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル)の一つで、無機質の微量元素のことです。
例えば、ナトリウム、カルシウム、銅、亜鉛、鉄などが、生命活動には不可欠の必須ミネラルです。
しかし、体に有害な有害ミネラルも存在します。
アルミニウム、水銀、鉛、カドミウム、砒素などが有害ミネラルの代表例です。
意外に知らない有害ミネラルの実態
有害ミネラルは、食欲不振、慢性疲労、皮膚炎などの症状を引き起こし、重症になると中毒症になります。
『私は有害ミネラルは摂取しないから大丈夫』と考える方もいるかも知れません。
しかし、食品、水、空気などから知らず知らずのうちに摂取し体内に蓄積されるのが有害ミネラルなのです。
毛髪ミネラル検査を行っている『
べるびぃ予防医学研究所』の調査によれば、
アルミニウム、鉛、カドミウムは15歳以下の子供達に多く、水銀、砒素は比較的高齢者に多いようです。
髪の毛は有害ミネラルのデトックス効果抜群
ミネラルの検査は毛髪で行われます。
なぜ髪の毛かと言うと、毛髪中に含有されているミネラル濃度は、血液や尿の100倍以上高いからなのです。
即ち、髪の毛には、体の中の有害ミネラルを効果的に体外に排出するデトックスという重要な役割を持っているのです。
このデトックス効果は、水中や空気中に有害物質があふれている現代社会においては、非常に重要な髪の毛の役割です。
髪の毛の少ない人は有害物質を排泄する場所が少なくなっている訳ですから、髪の毛の多い方と比べると、
どうしても長い年月の間に少しずつ有害ミネラルを体内に蓄積してしまうと言われています。
体の健康を維持するためにも、髪の毛は大切にしましょう。
髪の毛が薄くなったらデトックスに気をつける
下表は、あなたが各有害ミネラル成分を摂取する原因と、あなたの健康にどのような症状を引き起こすかをまとめた表です。
あなたが無意識のうちに有害ミネラルを摂取している可能性は、有害物質があふれている現代社会においては意外に高いのです。
そして、有害ミネラルはあなたの健康に重大な影響を及ぼします。
髪の毛が薄くなりかけたら、発毛・育毛の努力は勿論のこと、有害ミネラルのデトックスにも注意する必要があります。
食欲不振、息切れ、うつ状態、めまい、疲労感、あるいは胃腸障害などを感じたらデトックスをしてみましょう。
表1 各有害ミネラル成分の摂取する主原因と摂取による症状
有害ミネラルの種類 |
主な摂取原因 |
健康障害の症状 |
アルミニウム |
アルミ鍋、アルミホイル、歯磨き粉、胃腸薬、ふくらし粉 など |
食欲不振・息切れ・筋肉痛・けいれん・胃腸障害 |
水銀 |
汚染された魚介類、農薬、化粧品 など |
うつ状態、皮膚炎、眠気、しびれ、情緒不安定 |
鉛 |
ガソリン、ヘアダイ、陶器、絵の具、古い水道管など |
貧血、不安感、めまい、骨や筋肉の痛み、頭痛 |
カドミウム |
喫煙、排気ガス、メッキ工場、ベアリング工場 など |
脱毛、貧血、食欲不振、疲労、血圧上昇、神経過敏 |
ヒ素 |
殺虫剤、除草剤 など |
疲労、手足の灼熱感、胃腸障害 |
ニッケル |
喫煙、マーガリン、メッキされた金属 など |
無気力、疲労、下痢、不眠、皮膚炎 |
デトックスに有効な成分
体のデトックスをしてくれる成分はたくさんあります。
その中の一つに、キレート効果を持つ成分があります。
キレートとは、カニのはさみという意味で、
原子の構造がカニのはさみのような構造をしており、その隙間に有害ミネラルなどの金属を挟んで、デトックスしてくれます。
また、キレート効果以外にも、肝臓の解毒機能を高めてデトックスを活発にする成分や、
腸をきれいに掃除して排出することでデトックスする食物繊維などがあります。
αリポ酸
チオクト酸 とも呼ばれ、、以前は、医薬品の成分としてのみ使用されていましたが、
2004年の医薬品の範囲に関する改正により、健康食品やサプリメントとしても使用できるようになりました。
キレート効果の他に、体内で糖質の分解や代謝を助け、エネルギーの生成を促進し、
血糖値の上昇を抑制するため、ダイエットにも効果があります。
また、αリポ酸には、抗酸化作用があり、アンチエイジングや生活習慣病の予防などにも効果が期待されています。
水溶性・脂溶性の両方の性質を持っているため体のいろんな所に入り込み有毒ミネラルをデトックスしてくれます。
デトックスしながらダイエットしたい方にお勧めの、
αリポ酸を使用した
健康食品のリフレ『Q10リポ酸』
をご紹介しましょう。
αリポ酸以外にも、コエンザイムQ10、L-シスチン、クレアチンなどが含まれており、
健康的にデトックスしながらダイエットができます。
硫化アリル
硫化アリルにはキレート効果や殺菌作用があります。
また、硫化アリルには、ビタミンB1の吸収を助けたり、血液をさらさらにしたり、血液中の脂質を分解する働きもあるため、
糖尿病、動脈硬化に効果があります。
硫化アリルは、タマネギ、ねぎ、にら、にんにくなどに多く含まれます。
ケルセチン(ビタミンP)
ポリフェノールの一種でもあり、キレート効果の他に、抗酸化作用もあり、花粉症、アレルギーを抑える働きもあると言われています。
タマネギやほうれん草、絹さや、パセリ、グリーンアスパラなどに多く含まれます。
L-メチオニン
必須アミノ酸の一つです。
キレート効果以外にも、血液中のコレステロール値を下たり、抗酸化作用があります。
MSM(メチル・スルフォニル・メタン)
有機硫黄の一種で、キレート効果以外にも、関節痛、腰痛、筋肉痛などの鎮痛効果があります。
2003年に食品への使用が許可されています。
アミノ酸の生成に不可欠な成分です。
オルニチン
オルニチンは、非必須アミノ酸の一種です。
オルニチンには、キレート効果はありませんが、肝臓の解毒作用を高めることにより、デトックス効果を高めます。
オルニチンを摂取することで体の疲労の回復やアルコールの分解などの効果が期待できます。
肝臓の解毒作用を高めることにより、ダイエット効果や美肌効果も期待されています。
食物繊維
人間の身体の解毒の大部分が排便によるものです。
そして、食物繊維はその排便をスムーズにしてくれますので、デトックス機能の高い成分として挙げられます。
また、食物繊維は、腸をきれいに掃除して、腸内環境を健やかに保ってくれます。
食物繊維は、ごぼう・いも類・豆類などの野菜や海藻類に多く含まれています。
プランタゴ・オバタの食物繊維をたっぷり含有し、便秘を改善し、デトックスしてくれる
便秘解消サプリメント【どっさりマジック♪】
をご紹介します。
便秘気味で、お肌の荒れ、ポッコリお腹を解消したい方には最適です。
胃の中で38倍に膨れ上がり、糖質や油を包み込み、快適に排出してくれます。
亜鉛
亜鉛は細胞内に入るとメタロチオネインを誘導します。
ここで、メタロチオネインとは、カドミウムなどの有害ミネラルと結合するタンパク質として知られています。
メタロチオネインに対する親和性は亜鉛よりもカドミウムなどの有害ミネラルの方が高いので、
亜鉛と結合したメタロチオネインは、カドミウムが来ると、亜鉛を放出しカドミウムと結合します。
このため、カドミウムがメタロチオネインに捕捉され有害ミネラルがデトックスされます。
亜鉛は、豚レバー、牡蠣、ほたて、あさり、うなぎ、納豆などに多く含まれています。
最終更新日:2017年8月10日