健康的にダイエットの概要
近年、不飽和脂肪酸(揚げた食物やファーストフードに多く含有)の消費量が増え、男女共に肥満の割合が増えています。
不飽和脂肪酸の摂り過ぎは、肥満という体型の悪さばかりではなく、
動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病などの生活習慣病を引き起こす原因にもなりますので、
栄養のバランスを考えた食事に切り替える必要があります。
ただ、
サプリメントは必要か? に解説した通り、
分子整合栄養医学が推奨する最適健康必要量の栄養素は、食事のみから摂取することはほぼ不可能です。
例えば、
ビタミンEの効果に解説した通り、
不飽和脂肪酸は、体内の活性酸素により酸化され、過酸化脂質へと変化し、
動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病などの病気を引き起こす原因となりますが、
十分なビタミンE を摂取することにより、不飽和脂肪酸の酸化を抑制することができます。
ところが、分子整合栄養医学が推奨するビタミンE の最適健康必要量は、134 mg(200 IU)です。
ビタミンE を134 mg(200 IU)摂取するためには、
比較的ビタミンEが多い食材でも、アーモンド 432 g、 いくら 1,480 g、あるいはうなぎ 1,800 g 等となりますので、
不可能であることがお判り頂けるかと思います。
女性にとって、スリムでメリハリのあるボディは、いつの時代も憧れの的です。
このため、お酢ダイエット、こんにゃくダイエット、キャベツダイエット、しょうが紅茶ダイエット、骨盤矯正ダイエット、
耳つぼダイエットなど、様々なダイエット方法が考案され、効果を発揮しているものもあれば、
健康を害してやめられてしまったものもあります。
本サイトのテーマは『心の体の健康』ですので、
健康を考えながら、効果的にダイエットするための基礎知識から取って置きのテクニックまでご紹介して行きます。
健康的にダイエットの目次
ダイエットを成功させるポイントは、
ダイエットしたいという強い意思と、あまり無理をせずに続けられる自分に適した方法を取り入れ、これを習慣化することでしょう。
理想的なボディは一朝一夕にできるものではありません。
本サイトでご紹介するダイエット法から、あなたに適したダイエット法を見つけ、ぜひ習慣化してみてください。
1. メタボの危険性 - メタボリックシンドロームは動脈硬化を促進し心臓病と脳卒中の発症リスクをアップ
メタボあるいはメタボリックシンドローム(Metabolic Syndrome:代謝症候群)とは、 内臓脂肪型肥満に加え、高血圧・高血糖・高脂血症のうちいずれか2つ以上を合わせ持った状態のことです。メタボリックシンドロームは、生活習慣病の三大要素(高血圧・糖代謝異常・脂質代謝異常)により、インスリン抵抗性を増し、動脈硬化を促進しますので、心臓病と脳卒中の発症リスクを大幅に高めます。
α-リポ酸は、わずかですが人間の体内で合成され、ビタミンなどと同様、酵素を助ける補因子として機能します。 α-リポ酸効果には、強力な抗酸化力でアンチエイジング効果、基礎代謝向上によるダイエット効果、疲労回復効果、美肌効果、肝臓の働きを強化してデトックス効果などがあります。α-リポ酸は、人体への影響が大きいので、摂取し過ぎないよう注意して下さい。
L-カルニチン(L-Carnitine)は、脂肪酸をミトコンドリア内部に運搬する役割、即ち脂質代謝の機能を担っているアミノ酸の一種です。このためL-カルニチンを配合したサプリメントはダイエットサプリメントとして人気があります。また、筋肉の破壊、筋肉痛を緩和し、疲労回復に効果があります。さらにL-カルニチンは、心臓病のリスクを低減してくれます。
4. 便秘解消法でダイエット - 便秘解消法は腸内環境を整えるダイエット法であり美容法
腸内に悪玉菌が増えると、腸内環境が悪化し、免疫システムが弱くなり、新陳代謝も悪くなります。 そして脂肪を燃焼する力が弱くなり、太るばかりではなく、お肌の状態を悪化させてしまいます。このため、便秘解消法は腸内環境を整えることによる健康法・ダイエット法であり、また美容法でもあります。