うつ病の概要

   『うつ病は心のカゼ』と言う人もいますが、この言葉がかなり誤解を招いています。 誰でもかかる病気という意味ではそうかもしれませんが、うつ病は、長い治療期間が必要ですので、 社会生活への影響もはるかに大きくなります。
   参考文献(心理学・認知行動療法(CBT)関連[1]) によれば、統計的に、生涯を通して2人に1人の方がうつ病になると言われています。 このため、欧米では、うつ病は一般的に良く知られており、正しく取り組めば治療することも可能です。 日本では、欧米の数分の1程度の患者数しか認識されていないようであり、 個人で抱え込んで苦しんでいる方も多いのではないかと思います。
   本サイトで正しい認識を持ち、予防なり治療なり、適切に処理して頂ければ幸いです。

うつ病の目次

1. うつ病とは

  日本のうつ病診断基準は、米国精神医学会が作成した診断基準であるDSM-IVに基づいています。その症状は様々ですが、共通点は、『抜け出せない負のスパイラルに入り込んだ思考の連鎖』と言えるでしょう。

2. うつ病の事例紹介

  私の家族に起こったうつ病の事例紹介です。うつ病を完治する方法は、褒美を与え、ドーパミンやノルアドレナリンの分泌を増やし、マイナス思考からプラス思考へ、 そして負のスパイラルから正のスパイラルへ、家族が協力して変えて行くことこそが最短かつ唯一の方法だと思います。

3. うつ病の治療が難しい理由

  SSRIやSNRI等の抗うつ薬は恐ろしいデメリットを併せ持ちます。また症状が改善されなければ、薬の種類と量を増やして行く日本独特の多剤療法という悪習慣もあります。

4. うつ病の再発率が高い理由

  うつ病の再発率が高い理由は負のスパイラルにあります。脳の病の根本を治療しないで、薬の力で治療しても再び負のスパイラルに入り込みます。正のスパイラルへ思考を転換することこそ真の治療法です。

5. 認知行動療法(CBT)の概要

  イギリスでは中程度より軽いうつ病患者には、まずカウンセラーによる認知行動療法(CBT)あるいはコンピュータによる(Computerised)CBT(cCBT)での治療が推奨されています。


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