皮膚は怪我をすると治りますが、髪の毛自体に治癒能力はありませんので、髪の毛が一度傷つくと治りません。
このため、髪の毛のケアには細心の注意が必要です。
また、育毛には栄養が必要です。
栄養が不足すると、栄養は生命の維持に必要な部分に優先的に使用されますので、
髪の毛には栄養が届きにくく、育毛ができなくなり、若くして髪の毛が抜けてしまう異常脱毛を引き起こしやすくなります。
本サイトでは、髪の毛のケアと、育毛に必要な栄養について考えます。
抜け毛や薄毛を、『遺伝だから仕方が無い』とあきらめないで下さい。
遺伝により、脱毛ホルモンの分泌が多い方や少ない方は確かにいます。
しかし、脱毛ホルモンが多い方でも、毛根をしっかりケアすることにより、抜け毛や薄毛対策を万全にすれば、
抜け毛や薄毛を防ぐことは可能なのです。
1. 毛根と髪の毛の構造 - 毛乳頭が毛細血管を通じて栄養分を受け取り発毛・育毛する
毛球の中には毛母細胞が詰まっており、毛母細胞の中心部には毛乳頭と呼ばれる組織があります。毛乳頭が毛細血管を通じて育毛に必要な栄養分や酵素を受け取ることにより、毛母細胞の細胞分裂を引き起こし、分裂した細胞が角質化することにより、髪の毛になります。また髪の毛は、外側からキューティクル(毛小皮)、コルテックス(毛皮質)、メデュラ(毛髄質)の三層構造になっています。
髪の毛は、人間にとって司令塔とも言うべき頭部を外界の暑さや寒さ、あるいは、外界からの衝撃から守ってくれます。また、髪の毛には、体の中の有害ミネラルを効果的に体外に排出してくれるデトックスの機能があります。
3. 髪の毛のヘアサイクル - 髪の毛は自然な脱毛と発毛のヘアサイクル(発毛周期)を繰り返す
髪の毛の自然な脱毛と発毛のサイクルをヘアサイクル(発毛周期)と呼びます。毛母細胞で細胞分裂が起こり、細い髪の毛が成長を開始し、毛根が深く、太くて硬い髪の毛へと成長します。その後は、生長が止まり、徐々に細く、弱くなる退行期に入り、古い毛根が浮き上がり、その下に、次の新しい髪の毛になる毛芽が生成され、やがて古い髪の毛が脱毛し、新たな髪の毛が発毛します。
4. 自然脱毛と異常脱毛 - 栄養不足・栄養の偏り・毛穴のつまり・ストレスは薄毛の原因
栄養不足や栄養の偏り、毛穴のつまり、あるいはストレスなどの影響で頭部の血行が悪くなると、男性で約3年~5年、女性で約4年~6年続くと言われる髪の毛の成長期の途中で毛根が浅くなり、髪の毛も細くなり、異常脱毛を引き起こしてしまいます。異常脱毛に陥る原因としては、頭皮あるいは毛穴の状態が原因となるものと、体全体の血行不良が原因となるものがあります。
5. 健康な美髪の作り方 - 美髪は栄養のバランスと頭皮の血行促進により作られる
美しい髪の毛を作って行く上で最も重要なことは、栄養のバランスと頭皮の血行促進です。髪の毛を構成する主成分はタンパク質ですが、タンパク質以外にも美髪を作る上で必要な栄養素は、カルシウム、銅、亜鉛、ビタミンB群、ビタミンA、ビタミンE などがあります。また、頭皮の血行を促進するマッサージを1回5分程度、一日3回行なうのが良いでしょう。
薄毛や抜け毛対策として育毛を考える方は、頭皮が敏感ですので、ヘアケアにも注意が必要です。頭皮に刺激を与えないアミノ酸系シャンプーを選定し、 頭皮に刺激を与えないようにシャンプー&トリートメント、および乾燥を行うのが基本です。また、シャンプーは髪の毛を洗うのではなく、頭皮を洗うと考えるのが良いでしょう。
7. 分子ピーリングで発毛・育毛 - 分子ピーリングの発毛・育毛ミストは分子レベルで毛乳頭細胞を活性化
古い角質を剥がし、皮膚ののターンオーバーを正常に整えるのがピーリング技術です。分子ピーリングの発毛・育毛ミストは、分子レベルの浸透力を活かして、毛穴の入り口の角栓はもちろん、毛穴の奥の脂栓まできれいに除去し、酵素で分解された低分子ペプチドが、毛根の深部の細胞組織の間にも浸透し、分子レベルのフケを分解し、分子レベルで毛乳頭細胞に栄養を与え活性化します。