英国では、保険機関である NICE(the National Institute for Health and Clinical Excellence)のガイドラインによりうつ病治療が段階的に決められています。
患者は、GP(General Practitioner:家庭医)により、うつの程度が診断されます。
その結果、軽度あるいは中程度のうつ病と診断された患者は、CBT をはじめとする心理療法受けることになります。
しかしながら、患者数に比較してセラピスト数が不足しており、患者は1年以上待たされるのが現状のようです。
英国では、このような状態を解決すべく
専門の大学(例えば、INTERNATIONAL INSTITUTE FOR COGNITIVE THERAPY)等で、
CBT を行えるセラピストの育成に努めていますが、それでも不足気味です。
NHS(英国の国営保健サービス: National Health Service)は、英国の全患者に対応するためには、さらに1万人ものセラピストを要求しています。
早期治療がうつ病治療の原則ですが、CBT を1年以上待つ間に悪化してしまいます。
Beating the Blues の CCBT がどんな内容なのか、概要をご紹介しましょう
(残念ながら Beating the Blues は英国在住者以外は使用できませんのでご了解下さい)。
CBTでは、各セッションの内容を単に受け取るだけではいけません。
各セッションで学んだことを練習で生かすことが非常に重要になりますので、1週間に1セッションづつ練習しながらトレーニングを進めます。
Beating the Blues の CCBT は、以下の8セッションからなります。