コエンザイムQ10(CoQ10)とは
1957年、クレーン博士によって心臓細胞のミトコンドリアの中で発見されたオレンジ色の物質がコエンザイムQ10(CoQ10)です。
コエンザイム(Coenzyme)とは補酵素のことです。
ここで、補酵素とは、酵素(Enzyme)を助ける補因子(Cofactor)の一つで、酵素と結合することにより、その機能を助ける働きをします。
ちなみに、補因子には補酵素(Coenzyme)と補欠分子族(Prosthetic Group)があり、
補欠分子族はビタミンなどの有機物の場合もあれば、金属イオンのような無機物の場合もあることは、
鉄分不足で心の病に
で解説しましたので、興味ある方はご覧下さい。
また、コエンザイムQグループは、Q6~Q10まであり、別名ユビキノンともいいます。
ユビキノンには『イソプレン側鎖』が結合しており、イソプレン側鎖の数によりが Q6~Q10 の数字になっています。
そして、高等動物にはQ10が、下等動物にはQ6~Q9 が補酵素として存在します。
コエンザイムQ10効果
コエンザイムQ10(CoQ10)は、細胞内のミトコンドリアの中で、食事の糖や脂肪、アミノ酸などを、エネルギーへの変換を助ける補酵素の機能があります。
また、コエンザイムQ10は、ビタミンC やビタミンE などと同様、体を老化から守る抗酸化作用を持っていますが、
コエンザイムQ10は、細胞のミトコンドリアに入れる唯一の抗酸化物質と言えるでしょう。
このような機能を持っていますので、以下のような効果があります。
コエンザイムQ10効果その1 ・・・ 疲労回復効果
生命活動に必要なエネルギーの生産を助けますので、エネルギッシュな生活を送るために重要な栄養素で、疲労回復にも役立ちます。
特にアスリートはコエンザイムQ10(CoQ10)が不足すると、エネルギーが不足し、スタミナやパワーが十分に発揮できません。
このため、プロスポーツ選手の多くがコエンザイムQ10を愛用し、コエンザイムQ10を摂り始めてから自己記録が更新したというデータも多数あります。
コエンザイムQ10効果により疲労感が低減されることで、より厳しいトレーニングに耐えられるようになるため、
その結果として運動能力が高まるという理由もあるようです。
コエンザイムQ10効果その2 ・・・ アンチエイジング(老化防止)効果
コエンザイムQ10(CoQ10)は強力な抗酸化物質ですので、アンチエイジング効果にも期待が高まっています。
強い抗酸化力により、血管をしなやかにすることにより動脈硬化抑制し、血圧を下げることにより心筋梗塞や脳梗塞を予防してくれるのです。
メタボの危険性で述べた通り、
日本人の三大死因の内の2つの病気である心臓病および脳卒中に陥る危険性は、メタボリックシンドロームになると格段に高まりますが、
これは動脈硬化が引き金となります。
コエンザイムQ10効果は、強力な抗酸化力により、この危険性を和らげるという病気の予防効果もあります。
コエンザイムQ10効果その3 ・・・ 美肌効果
コエンザイムQ10(CoQ10)の強力な抗酸化力により、紫外線による活性酸素のダメージからお肌を守ります。
また、新陳代謝を促進させますので、
肌のターンオーバーが活発になり、
肌のくすみシワを改善し、
紫外線をしっかり反射でき、十分保湿できる角質層と顆粒層を作り上げることができます。
コエンザイムQ10効果その4 ・・・ ダイエット効果
コエンザイムQ10(CoQ10)は新陳代謝を促進させ、基礎代謝量を向上しますので、ダイエット効果があります。
逆に、コエンザイムQ10が不足すると、肥満になりやすいというデータもあります。
コエンザイムQ10効果その5 ・・・ 心臓機能の改善効果
コエンザイムQ10(CoQ10)は、特に心臓の筋肉細胞に多く含まれていることから、心臓病の治療薬としても利用されています。
年齢とともに体内で合成されるコエンザイムQ10が減少して行きますので、心臓細胞内でエネルギー生産が上手くできなくなり、
動機や息切れを起こすようになります。また、コエンザイムQ10は、不整脈や低血圧を改善する効果もあります。
コエンザイムQ10効果その6 ・・・ デトックス促進・二日酔いの改善効果
コエンザイムQ10(CoQ10)が肝臓の新陳代謝を促進させますので、
デトックス効果を促進し、アルコールの分解を加速しますので、二日酔いの改善効果もあります。
コエンザイムQ10効果その7 ・・・ 免疫力を高める効果
コエンザイムQ10(CoQ10)がマクロファージという白血球細胞の活動を活発にしてくれます。
マクロファージは、アメーバ状の細胞で、生体内に侵入してきた細菌、ウイルス、あるいは細胞の死骸を捕食しますので、
我々の免疫システムの一部を担う、重要な細胞です。
このため、コエンザイムQ10効果には、我々の免疫力を高めてくれるという効果もあります。
コエンザイムQ10は年齢と共に減少する
コエンザイムQ10(CoQ10)は年齢と共に減少します。
心臓の筋肉のコエンザイムQ10の減少が最も著しく、40代で30%、80代で50%以上のコエンザイムQ10が失われます。
年齢と共に、運動すると息切れがひどくなるのは、単に運動不足ということだけではなく、
コエンザイムQ10の不足により、心臓や肺でエネルギーの生産が不足し、その結果、息切れがひどくなるのです。
『若い頃は食べても太らなかったのに・・・』という方は多いと思います。
これも、年齢と共に、心臓や血液中のコエンザイムQ10が減少することで、
基礎代謝量が減少し、その結果、若い頃と同じような食事をしていては、太ってしまうという訳なのです。
どのコエンザイムQ10を選べばいいの? - 還元型コエンザイムQ10
コエンザイムQ10(CoQ10)には、酸化型と還元型があり、
酸化型のコエンザイムQ10は、体の中で還元型に変換されてはじめてその力を発揮できます。
元々我々の体には、酸化型を還元型に変える能力がありますが、中高年になるとその能力が衰えてきます。
このため、『以前、コエンザイムQ10を試したけれどあまり効果がなかった』という方は、この酸化型が問題だった可能性が高いようです。
ここでは、還元型のコエンザイムQ10について、お勧めの2社の商品をお勧めします。
最初にお勧めするのは、、
水溶化還元型コエンザイムQ10+イミダペプチドです。
吸収性の高いカネカ製の水溶化還元型コエンザイムQ10(100mg)と純粋なイミダぺプチド成分(200mg)を配合したドリンクで日本予防医薬メーカー直販の正規品です。
飲みやすいパイナップル風味で飲みやすいです。
また、若い方あるいは抗酸化力のあるビタミンCやビタミンEを十分摂取している方は、体の抗酸化力が高いので、
必ずしも還元型コエンザイムQ10である必要はないでしょう。
より経済的なコエンザイムQ10を
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